まずは以下の物を用意します。 ・変換したい旧Lilith用Face ・uLilith ・uLilith同梱のFaceConverter.exe(uLilith.exeと同じフォルダにあります) ここでは「ルナサFace2」を実際に変換してみます。 1.まずは変換 変換したいFaceの入ったフォルダ(例ではルナサFace_002)を FaceConverter.exeの上にドラッグ&ドロップして下さい。 そうすると、元のFaceと同じフォルダ内に「〜_ulilith」といった フォルダが出来ているはずです。(例ではルナサFace_002_uLilith) これがuLilith用Faceとなりますので、 これをuLilithのFaceフォルダに移して下さい。 2.起動してみる uLilithを起動して、Faceを先程変換したものに変更してみて下さい。 変換直後のものがこちら。これだとまだ正しく動かない部分がある&見た目気になる部分があるので そちらを修正していきます。 3.PanControl(バランス調整),VolumeBar,Seekの修正。 そのままだと動かないので、iniファイルを開き (例だとlunasa_face_002.iniとlunasa_face_002_PL.ini) 「Enable=True」[PanControl]、[VolumeBar]、[Seek]タグ各々に 以下の文を追加して下さい。 Enable=True これでバランス調整、ボリューム、シークを動かせるようになります。 4.プレイリストモードのLoadボタンの修正。 こちらもそのままでは動きません。 プレイリストモードにあたるiniファイルを開き(例ではlunasa_face_002_PL.ini) 以下の文を[load]タグに追加して下さい。 Command= AddFile CommandParamType= String CommandParam= New 5.プレイリストモードのNewボタンの修正。 こちらもそのままでは動きません。 プレイリストモードにあたるiniファイルを開き(例ではlunasa_face_002_PL.ini) 以下の文を[new]タグに追加して下さい。 Command= PlayListClear 6.時間表示の修正。 iniファイルを開き(例だとlunasa_face_002.iniとlunasa_face_002_PL.ini) [PlayTime]、[RemainTime]タグ各々に以下の文を追加して下さい。 CrossFadeTime= 0 ここまでの修正で正しく動作するようになります。 後は見た目なのでお好みで…。 7.曲名等の表示位置の修正。 曲名等を表示しているタグはそれぞれ以下のようになります。 [TagTitle]…曲名 [TagArtist]…アーティスト名 [TagAlbum]…アルバム名 [TagSamplerate]…サンプリングレート [TagBitrate]…ビットレート またそれぞれのタグ内で表示位置を決定するのは以下のキーとなります。 PosX=テキスト表示位置のx座標 PosY=テキスト表示位置のy座標 ですので、「PosX」「PosY」の数値を調整してお好みの場所に持っていって下さい。 なお数値を大きくすると、x座標は左、y座標は下に移動します。 テキストの幅、高さ自体を変えたい場合は Width=テキストの幅 Height=テキストの高さ の数値を調整して下さい。 今回の例ではそれぞれのタグのPosYを-1してみました。 7.曲名等のフェードの修正。 これは完全に好みですw。 これを行うと曲名表示等が変わる時にクロスフェードしながら変化します。 こちらの修正を行うには7.にて挙げました5つのタグ内の CrossFadeTime=0 となっているのを0→700と修正します。 もっと遅くフェードさせたい場合は数値をさらに大きくして下さい(数値の単位はミリ秒)。 また数値は0以上を設定して下さい。 以上の修正を行った後のFaceがこちら。
見た目あんまり変わって無いようですが、実際の動作させてみると ちゃんと修正されているのが分かると思います。 他のFaceも同様に修正出来ますので、これを参考にしてみて下さい〜。 2009/8/10追記(余力のある人用) Ex-1.1Shotボタン関係の不具合への対応。 uLilithには「1shotモード」というのがあり、それに対応するタグがあるのですが、 旧Lilithにはその機能が無い為、1Shotに対応する部品がありません。 その為、コンバータで変換した際、「1Shot」タグが作られずにiniファイルが作成されます。 通常の使用に関しては問題ないのですが、ある動作を行った時に不具合が起こります。 その動作、不具合とは 「他のFaceで1Shotモードで演奏している時に、コンバータで変換したFaceに変更すると、 1Shotタグが存在しないため、該当部分のボタンが表示されなくなる」 というものです。 上記の通り、1shotタグの為のボタンが旧Lilithには無い為、 当たり障りのなさそうなNormalボタンを代替として使用し、 iniファイルに1Shotタグを付け加えます。 以下、iniファイルの変更部分を具体的に示しておきます。
このように変更すると、1ShotモードでNormalボタンが使用される事になります。 これにより、他のFaceで1Shotモードにしていて、コンバータで変換したFaceに 変更してもボタンが表示されなくなる事は無くなります。 2009/8/10追記(余力のある人&ある程度画像を弄れる人用) Ex-2.サムネイルとプレビューの追加。 コンバータで変換したままだとサムネイルやプレビューが表示されず、 少々物足りないかもしれません。 そこで折角ですので、フェイス変更画面で サムネイル&プレビューを表示するようにしてみましょう。 サムネイル&プレビュー共、使用できる画像ファイルは、 BMP / PNG / JPEG / GIF / TIFF / EMF です。 まずサムネイル用画像ですが、こちらは幅200(pixel)×高さ150(pixel)の固定画像です。 そこで幅と高さの大きな方を幅だと200、高さだと150に合わせ、幅と高さの比を一定にしたまま縮小します。 そして画像の大きさを200×150にします。今回の例ではこのような画像になります。
左右の白い部分は任意の色でOKです。 このサムネイルをここでは「lunasa_face_002_thumb.png」と名前をつけて保存します。 勿論、名前も任意に決めて頂いて構いません。但しファイルタイプは先に示した通りです。 PLタイプのサムネイルも同様に作成しておきます(今回はlunasa_face_002_thumb2.pngとします)。 次にプレビューですが、このFaceのプレビューを名前を付けて保存します。 プレビューの取り方はググるなりして下さい(^^;)。 今回はノーマルタイプのプレビューを「lunasa_face_002_pre.png」、 PLタイプのプレビューを「lunasa_face_002_pre2.png」としました。 サムネイル&プレビューファイルが出来たら、 Faceのフォルダ内に入れましょう(今回はルナサFace_002_uLilithの中)。 そしてまずは「lunasa_face_002.ini」を開き、 [Preference]の中のFaceName=ルナサFace_002の下あたりに PreviewImage = lunasa_face_002_pre.png ThumbnailImage = lunasa_face_002_thumb.png と、追加して下さい。 もし自分でプレビューやサムネイルの名前を決めた時は lunasa_face_002_pre.pngの部分にはプレビューファイルの名前を拡張子付きで、 lunasa_face_002_thumb.pngの部分にはサムネイルファイルの名前を拡張子付きで入力して下さい。 これを上書き保存して完了です。 同様にPLタイプの方は、「lunasa_face_002_PL.ini」を開き、 [Preference]の中のFaceName=ルナサFace_002_PLの下あたりに PreviewImage = lunasa_face_002_pre2.png ThumbnailImage = lunasa_face_002_thumb2.png を、追加、上書きして下さい。 これにて完了です。お疲れ様でした。